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projecta2015

アートを通して自分をみつめる!

更新日:2020年12月14日

2019年もいよいよ終わりが近づいてきましたね。


いつもは、第4金曜日に実施しているシンクスクールジュニアですが、今月は年の瀬ということもあり、ちょっと早めの12/20に「現代アート」の授業を行いました。


シンクスクールジュニア 授業のようす


11月までの「まちづくり」の授業では、グループでアイスブレイクをしたり、ほかのお友達と話し合いながらまちの模型を作ったり、どちらかというと、協同することが大きなテーマでしたが、今月から始まった「現代アート」の授業は一人一人が自分を知り、得意な部分を伸ばすことがテーマです。


みんなそれぞれ得意・不得意は必ずあるはず。

「自分が好きなことって何? 何に興味があるんだろう? それはどうして?」と考え、それを形にするアートの制作を通じて、一人ひとりが自分を深く知るきっかけになれば良いなあと事務局では考えています。



【現代アート ミニ講座】


さて、この日はまず、アーティストとして活動されている今村さんと高橋さんの2人から、「現代アートの基礎」と、「作品づくりの考え方」について、ミニ講座をしていただきました。


アート作品を作る手法や考え方について説明中




擬音を使った高橋さんの作品。「ザブーン」


今村さんからは、「小さい頃の記憶」などをテーマにした作品のお話、高橋さんからは好きだった漫画や書道とアートを組み合わせた作品シリーズのお話がありました。


小中学生が学校でどういう授業を受けているのかは分からないのですが、僕が同じぐらいの歳のときには、少なくともこういった形で現代アートと触れる機会はなかったなぁ。教科書に出てくる絵画や彫刻だけがアートじゃないんだ、ということを少しでも感じてもらえると嬉しいです。


【みんなの興味をヒアリング】


そして、ミニ講座のあとは、各自が何を好きなのか、何に興味があるのか、未来の自分はどうなっていたいか、どんなものを作りたいか、をシートに記入して発表してもらいました。


子ども達に書いてもらった、ヒアリングシート。


それをみんなで聴きながら、時折、先生からは質問が飛びます。

それをみんなで聴きながら、時折、先生からは質問が飛びます。


「その漫画や映画の、どういうところが好きなの?」

「その職業にはいつからなりたいと思ったの? そのきっかけは?」

実は「好き」や「気になる」にだって、いろいろな種類があるはず。

同じマンガが好きという場合でも、そのキャラクターが好きなのか、ストーリーが好きなのか、設定が好きなのかなど、好きのポイントは人それぞれ。


そんな、普段あまり意識していないポイントを先生や友達どうしの話し合いを通じて、ちょっとずつ発見していきます。

先生たちと対話しながら、自分のことについて考えていきます。一人で考えても気づけないことってありますよね。


話を聞いていると、子ども達は僕らが考えるよりもはるかにいろいろなことに目を向け、アンテナをはっていることに気付かされます。

すでに自分で絵をかいたり、写真をとったりしている子もちらほら。


次回の授業では、一人ひとりがこれまでに作ったもの、気になるものも持ち寄ってもらい、更にそこから個々の関心を掘り下げ、作品づくりにつなげていきます。


作ることそれ自体も楽しくておもしろい作業ですが、今回はそこに至るプロセスをしっかりひとりひとりに考えてもらいたいなと思っています。


自分の好きなこと・気になることを発表中


みんな面白い視点を持っているので、どんな作品が出来上がるのかとても楽しみ!


次回授業は、1月24日(金)。

年明けにまたお会いしましょうー!

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