ブログでの授業紹介もすっかりご無沙汰でしたが、
先日、7/11と7/18に久しぶりのジュニア授業「アートの作品づくり」を行いました!
もともと2月に実施予定だった授業がコロナによる影響から延期となり、
7月に入り、札幌での感染者数が落ち着いてきたこともあり、
マスク着用・検温・消毒など、対策を施したうえでようやくの開催となりました。
年度をまたいでしまったこともあり、
進学、進級などで予定や生活が変わった子も多いなか、
11日の授業では7人の子どもたちが授業に集まってくれました。
1月以来の授業でしたが、この日は「アートの作品づくり」。
これまで、「どんなことが好き?」「どんなことが気になる?」と
こどもたち一人ひとりにヒアリングをしながら、
それぞれの興味や関心を探り、それに見合ったアーティストや作品を紹介。
それを受けて、子どもたちは各自で作品プランを考え、制作にのぞみます。
この日は、数ヶ月見ないあいだにちょっぴり大きくなった子供たちと、
ダンボールにペンキでペイントしたり、
もりもりクレヨンやペンで絵を描く子がいたり、
一生懸命、粘土で生き物を作る子がいたり、
ペットボトルのキャップを使って、なにやら塔のようなものを作る子がいたりと、
みんな三者三様に、作品づくりに取り組んでいました。
久しぶりの制作にもかかわらず、もりもりと集中して 作品制作に取り組んでいる子どもたちをみていると、あらためて
いろいろなことに気がつきます。
ある子は、事前のプランを考える作業は苦手なようすだけれど、
いざ、手を動かしながら作るように勧めてみると、
本人もびっくりするような面白い造形が出来上がったり。
また、大人でもちょっと尻込みしてしまうような大きなスケールのものに、
子どもは恐れず飛び込む力強さがあります。
躊躇せずに、ダンボールを積み上げて、大きい構造物を作ったり、
壁に絵をぺたぺた貼りながら、全体で一つの物語が感じられるような作品を作ったり。
そのほかにも、ひとりひとりのこだわりが感じられるポイントが随所にあって、
終わってみると本当にバラエティ豊かな作品がずらっと並びました!
なにかしたい、もっとこうしたい、こんなのを作ってみたいという
彼ら彼女らの好奇心をまわりでサポートしてあげることが大事だと思いますし、
できるだけ突飛なアイデアでもかなえてあげたい。
形にする中で、あるいは、その前後で一緒に「なぜ」や「どうして」を考えることが
今後の糧になり、のちのちの強さになるんじゃないかなあと僕は思います。
小さいことかもしれませんが、こういった授業の体験を通して
みんなの中で何か一つでも残るものがあればいいなあ。
----------------------------------------------------- さて、そんな子どもたちの作品は、
昨年まちづくりの授業でつくった「理想のまち模型」とあわせて
現在、絶賛展示中です。
作品や模型の説明からは、こどもたちの思考のプロセスや関心が読み取れて、
大変おもしろい内容になっています。
ぜひ、お誘いあわせのうえ会場に足をお運びください!
シンクスクールジュニア1期生 成果発表展
期間|2020年7月22日(水)〜8月8日(土)
時間|11:00~19:00(最終日は14:00まで)
会場|眺望ギャラリーテラス計画
(札幌市中央区北2条西4丁目1 赤れんがテラス 5階)
主催|札幌駅前通まちづくり株式会社
後援|札幌市、札幌市教育委員会
お問い合わせ|シンクスクールジュニア事務局(一般社団法人PROJECTA)
011-211-4366
info@projecta.or.jp
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