こんにちは!シンクスクールジュニア事務局です!
本日は建築家の、三木佐藤アーキさん・三木さんをお招きして授業を行いました。
まずは建築設計のお仕事についてお教えいただきました。
建築設計とは、建築がどんな形をしているのか、どんな素材でできているのかを計画するお仕事。
家だけではなく、温泉、宿泊施設、バー、展示用の家具など、多くの人が使うものから家具のような小さなものまで、様々な種類を設計するそうです。意外でした!
その後、依頼した方からの条件や要望を確認して、図面や模型をつくって建物をどう作るか決定します。
模型も持参してくださいました!精巧に作られていてみんな驚きです。
種類の違う階段があったり、家具が備え付けられていたり、人型の模型があったり・・・
この模型を拡大していくと、実際の家の大きさになるようです。緻密に計算されて作られています。
屋根や窓、壁の出っ張りまで作られていて、本物のよう。
また、スライドで不思議な家を紹介してくださいました。
壁のない家や部屋がバラバラに建てられている家・・・特に、一軒一軒、家が乗っかっている構造の家で、外の階段を使用しないと他の部屋に行けないという物件が個人的に印象的でした。
三木佐藤アーキさんはご自宅もリノベーションされているのだそう。
住みやすい心地よい空間にするための工夫がたくさんありました。
三木さんが建築に興味を持ったきっかけは、オーストラリア シドニーにあるオペラハウス。
幼い時にその建物を見て、「この形はなんだろう?この建物はなんだろう?どんな風に考えたらこの建物が思いつくんだろう?知りたい!」と思ったのがきっかけだそう。
オペラハウスの形状は白いとんがった形状のものがたくさん生えたようになっています。
幼い時の記憶が今に繋がること、建築家を目指すきっかけになったのはすごいことですね。
先ほども記述した通り、家だけでなく温泉、宿泊施設、バー、展示用の家具など、多くの人が使うものから家具のような小さなものまで、様々な種類を設計します。
その例を紹介してくださいました。
一つ目に本の形をした壁の作成。スカーツという施設で開催した「ことばのいばしょ展」に展示した際に作成。言葉のテーマを元に、本の形の壁を作ることにしたそう。
二つ目は福井県勝山市の温泉施設。元は普通の市営温泉施設で、くつろげる空間が少ない温泉でした。
なので、くつろげる場所をたくさん作って、みんながくつろげる場所をそれぞれ見つけられるような場所を作りました。
さらに、勝山市は恐竜の化石がよく発掘される場所。そちらも活用し、素敵な温泉施設へと生まれ変わりました。福井県に行った際はぜひ行ってみたいですね。
三木佐藤アーキさんのWEBもぜひご覧ください!
https://mikisatoarchi.com/
さらに建築設計について様々なお話をしてくださいました。
建築の設計といっても、建物を建築するだけでなく家具だけを考えたり、内装だけを考えたりすることも多く、また、1人から大人数の建物まで幅広く設計をするのだとか。
こんなに幅広くお仕事をされているとは・・・
ちなみに、建築設計の仕事はどのように生まれたのでしょうか?
こちらもご説明いただきました。
まずは、安心と安全を作るためが始まり。
衣食住の「住」。これは文明初期から必要なものです。家は建築の始りだったのですね。
また、文明が進んで、権力を示す大変な建築が出てきたり、戦争の影響だったり、大勢の人が利用する駅やビル、空港を作ったり、複雑な機能を持つ建物が出てきました。
そこで、専門的な知識が必要になりました。専門的な分野は様々な種類に分かれています。
建築について勉強する機会はなかなかないですよね。
スタッフも勉強になりました。これから建物や内装、家具等を見る目が変わりそうです。
レクチャーが終了し、いよいよワークショップに入ります。
本日は模型を作るための図面を描くという内容です。
図面は理想の家でも、自分の家の間取りでもOK。早速描いていきます。
みんな自分の家を思い出したりしながら図面を描いていきます。
親指を人のサイズとして部屋の大きさを決めて描きます。
「自分の家の間取りってどんなんだっけ?」「どのくらいの部屋のサイズかなぁ」
と悩みながらも進めていきます。
みんな丁寧に定規を使って間取りを書いています。
家具を描く子もいれば、部屋名をつけてシンプルに間取りを描く子、家具や窓を描いて楽しい空間を描く子もいました!
みんなスムーズに描き進めて・・・完成!間取りができました!
上手に描けていますね!そしてみんなわかりやすい!
全員間取りが描けました!頑張りましたね!
次回は今回の間取りを使って、家の模型を作っていきます!
果たして完成するのでしょうか?次回もお楽しみに〜
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