こんにちは!シンクスクール事務局です。
今日は、川上大雅さんをお迎えしての授業です。
川上さんは札幌で法律事務所を経営している弁護士で、ギャラリーも経営しています。
最初に川上さんのお仕事についてお話ししていただきました。
法律事務所では、知的財産権(商標・著作権)、メディア・エンターテイメントの法務を行っているそうです。
なんだか難しそうですね。
ギャラリーのお仕事は、ギャラリーでの展覧会を考えたり、多くの人に作品を知ってもらうために、ギャラリーの外(アートフェアなど)で作品を売ったり、本(写真集)を出版したりといろんな仕事をしています。他にもギャラリーや美術館でカフェを運営しています。
ここで川上さんからみんなに問題が出ました。
「私の小学校では、春と秋に2回遠足があります。遠足にはおやつをもっていっていいことになっています。
そのルールは、『おやつは300円以内』と決められています。私はバナナをもっていこうと思っています。
バナナはおやつに入るのでしょうか???」
まずはみんながそれぞれの意見とその理由を話します。
意見が出揃ったところで「おやつの条件ってなあに?」みんなで考えます。「じゃあ、おやつじゃない条件ってなあに?」
今日は「それぞれの立場に立ってその立場だったらどうするか考えて、相手を説得する」授業です。
今度は、二つの絵やキャラクターを見て、みんなで似ているか似ていないか、それはどうしてか理由を話していきます。最後に裁判でどんな判決がでたのかお話を聞きます。これが知的財産権のお話しなんですね。
ちょっと難しい問題もあったけど、今日はみんな前のめりになるほど真剣でした。それぞれの意見を聞いて、さらにいろんな意見がどんどん出てきました。
最後は、300円の遠足のおやつをみんなで食べて終わりです。お疲れ様でした。
川上さんは、芸術のいろいろな問題に法律的に関わっていきたいとお話ししてくださいました。
次回は、アートディレクターでデザイナーの小島歌織さんによる ZINE制作の授業です。
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