中村聖司さん『展覧会は「知りたい」「調べたい」「伝えたい」から生まれくる』
- シンクスクールジュニア事務局
- 2月26日
- 読了時間: 2分

こんにちは。シンクスクールジュニア事務局です。
今日は、北海道立近代美術館副館長の中村聖司さんの授業です。

中村さんの自己紹介からはじまりました。
専門は20世紀美術だそうです。
お話はどんどんすすみます。
美術館は博物館の仲間で、他に動物園・水族館・植物園があるそうです。
学芸員のお仕事の範囲は広く、資料収集や保管、調査研究、展示、教育普及活動などたくさんあります。

次に中村さんがたくさんあるお仕事の中で最も大切なお仕事についてお話してくださいました。
それは、作品を壊さないように大切に扱うことです。

作品を取り扱うときは、まずは手袋をつけてからはじめます。
それから、作品を持つときの注意点。なぜそうするか。保管の仕方など、ふだんは知る機会のないことを教わりました。


いよいよ自分達で展覧会をつくります。
中村さんが、美術館からアートカードを持ってきてくれました。
アートカードは、北海道立近代美術館が、鑑賞学習支援ツールとして貸出しているもので、一箱64枚入りですが、今回は22枚だけ選んで3セット用意してくれました。

みんなは3グループに分かれて、まずアートカードを見て、自分の気になる作品を集めます。そこからみんなで話し合って、展覧会のテーマを決めたり、展示する順番を決めたりします。





展示の順番を迷っていると、中村さんから古い順番から並べる方法やストーリーを考えて並べる方法があるとアドバイスをもらいました。

昨年のSIAFで北海道立近代美術館に展示されたあべ弘士さんの展示についてもお話ししてくださり興味深かったです。

最後に美術史について。
ムンクの「叫び」という作品を例に挙げて説明してくださいました。


ムンクの他の絵と見比べながらの説明面白かったですね。
今日は、みんないつもより無口でした。
新しい知識がいっぱい学べてもうパンパンだったのかしら。

来週は「展覧会をかんがえる・つくる」の2回目です。
みんなの成果展はどうなっていくのでしょう。お楽しみに。






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